初期設定を設定する

初期設定を設定する

WebKit では、フォントや、JavaScript を使うかどうかといった、初期設定も行うことができる。実際のところ、Safari の環境設定メニューとほとんど同じ設定をできるんだ。そこを見てみるとしよう。

10.1 WebPreferences

WebKit の初期設定は、WebPreferences クラスで行う。アプリケーションのすべ てのウィンドウで1 つの初期設定を使うこともできるし、それぞれのWebView で 別々の設定を使うこともできるんだ。共通の初期設定を使う場合は、 standardPreferences でインスタンスを取得する。

WebKit/WebPreferences.h

+ (WebPreferences*)standardPreferences;

これで得られたインスタンスに対して、さまざまな設定をしてやるんだ。設定を保存しておきたい場合は、setAutosaves: で自動保存を有効化しておくのが簡単だ。

WebKit/WebPreferences.h

- (void)setAutosaves:(BOOL)flag;

flag にYES を渡すと、設定が自動的にデフォルトデータベースに保存されるようになるんだ。楽をしたいときは、これを使おう。


10.1 WebPreferences で行える設定

では、WebPreferences で行える設定を紹介しよう。これはもう、サンプルアプリ ケーションの画像を見せれば、一目瞭然だ。それぞれの設定項目に対応するメソッドが 用意されていれて、それらを適切に呼べば完了だ。

■フォントの設定

標準フォント、等幅フォントの他に、CSS で使われるセリフ、サン・セリフ、 Cursive、Fantasy フォントを設定することができる。あと、デフォルトフォントサイ ズ、等幅フォントサイズ、最小フォントサイズが個別に設定できるんだ。

font.jpg
図10-1 フォントの設定

■エンコーディングの設定

デフォルトエンコーディングを設定することができる。日本語系のフォントを選んでおくと、日本語コード自動判別が有効になるぜ。


encoding.jpg
図10-2 エンコーディングの設定

■画像の読み込みの設定

画像を読み込むかどうか、アニメーションを行うかどうか、アニメーションをループ させるか、といった項目が設定できる。

images.jpg
図10-3 画像の読み込みの設定

■セキュリティの設定

プラグイン、Java、JavaScript、ポップアップウィンドウを、それぞれ有効にするかどうか設定できるぜ。

security.jpg
図10-4 セキュリティの設定

■スタイルシートの設定

スタイルシートを設定できる。URL で指定できるので、ネットワーク上のスタイルシートも使えるぜ。

stylesheet.jpg
図10-5 スタイルシートの設定

設定できる項目は、こんなところだ。今回のプロジェクトでは、アプリケーションメ ニューの「Preferences...」から、環境設定パネルを開けるようにした。実装はとても 単純で、それぞれ対応するWebPreferences のメソッドを呼ぶだけなので、ソースコードを見てくれ。


browser-6.jpg
図10-6 MyFirstBrowser7 動作図


■ここまでのプロジェクト:
MyFirstBrowser7.dmg