たのしいCocoaプログラミング

目次

  • Part 0 開発環境の設定
    • Lesson 0 開発環境のインストール
  • Part 1 アプリケーションのプログラミング
    • Lesson 1 アプリケーションとフレームワーク
    • Lesson 2 CocoaとObjective-C
    • Lesson 3 開発用アプリケーション
    • Lesson 4 オブジェクト指向
  • Part 2 Hello World!:はじめてのCocoaアプリケーション
    • Lesson 5 チュートリアル:Hello World!
    • Lesson 6 モデル・ビュー・コントローラアーキテクチャ
    • Lesson 7 アウトレットとアクション
  • Part 3 C言語とObjective-C
    • Lesson 8 チュートリアル:文法の実験のためのプロジェクト
    • Lesson 9 C言語の文法
    • Lesson 10 Objective-Cの文法
  • Part 4 Cocoaの様々なクラス
    • Lesson 11 チュートリアル:RSSリーダ
    • Lesson 12 メモリ管理
    • Lesson 13 文字列
    • Lesson 14 コレクション
    • Lesson 15 XMLとRSS
    • Lesson 16 テーブルビュー
  • Part 5 デバッグとアプリケーションの仕上げ
    • Lesson 17 よくあるエラーと警告
    • Lesson 18 デバッグ
    • Lesson 19 アプリケーションの仕上げ
    • Lesson 20 アプリケーションのリリース

たのしいCocoaプログラミング表紙

  • ISBN978-4-86100-443-8
  • 定価:2,940円(本体2,800円+税)
  • 仕様:B5変型 / 並製本 / 本文2色 / 356ページ
  • 発売予定日:2007年6月26日

この本は、TigerことMac OS X 10.4をベースに解説しているよ。LeopardことMac OS X 10.5に対応した解説が必要な方は、[Leopard対応版]の方を参照してね。


『たのしいCocoaプログラミング』は、HMDTとして5冊目の本。いままでの本は、CocoaやDashboardの最新技術を紹介する、という目的で書かれていたけど、今回はちょっと違う。一転して、完全な初心者向けの本にしてみた。

どういう経緯をたどったかというと、2006年の8月に遡る。HMDT 3rd Editionも発売されて数ヶ月たったので、じゃあそろそろ次を、という感じで編集さんと打ち合わせをやったんだ。この本からは、担当が代わって新しい人になった。ただこの人は、Macの開発にはそれほど詳しくなかったんだよね。今思うと、それが良かった。

挨拶もそこそこに、「どんな本作りましょうか?」と、会議。これからならやっぱりLeopardでしょう、いやいやQuartzを中心としたグラフィックプログラミングの本とかどうすかね?と切り出そうと思ったら、「最近、Rubyの人がMacを使っているケースがありますよね。MacでRubyプログラミングする本はどうでしょう?」。。。お、そっちから来たか。

で、いろいろと突っ込んで話をしたんだけど、Macにドップリつかって開発をしている人と、世間一般の開発ニュースを追っている人では、興味の対象が違う、と。ま、そらそうだわなー。そもそも「Cocoa」にしたって、その名前が何を意味しているか知らない人の方が多いよね。

さらに話していくうちに、ある結論(というか願望?)に辿り着いた。まず、実はみんな結構Macに興味持ってるよね、ということ。さきほどのRubyプログラマもそうだし、BootCampとParallelsのおかげで、Macを買うのもアリか?と考える人は増えた。特に、プログラマ。ターミナル使えば、UNIXだし。

あと、プログラミング初めてみたい人も結構いるよね、ということ。プログラミングは、コンピュータを使う上で最高にエキサイティングな娯楽だからな(私見)。まぁ、興味持っている人は、いつの時代も少なからずいるいるよね。

と、考えていくと、やっぱり初心者向けの本なのかな、という方向に落ち着いた。

私「えー、でも初心者向けって大変なんですよ」

担当「どうしてですか?」

私「Cocoaってプログラミング言語としてObjective-Cを使うんだよね。それを使うにはC言語知っておかなくちゃいけなくて。。。」

担当「じゃあ、そのC言語というものも解説しましょう」


。。。そうか!

Cocoaプログラミングをするには、絶対にC言語の説明が必要だ。でも、C言語の完全な説明は、はっきりいって量が多すぎる。だから、前の本では意識して避けていた。

でもさ、「Cocoaを使うのに最低限必要な知識」だけに絞ったらなんとかなるんじゃない?変数の型や制御文といった、比較的分かりやすいものだけ説明しておけば、とりあえずCoocaでプログラム書き始めることできるんじゃないかな?

これで方針は決まった。初心者向けのCocoaの本を書く。具体的な読者層として、2つ想定する。1つは、LinuxやWindowsでプログラミングの経験のある人たち。その人たちのために、CocoaやXcodeといった、Macの開発特有のものを丁寧に説明する。もう1つは、はじめてプログラミングをする人たち。こちらに向けては、そもそもプログラムを作るってどういうことをすればいいのか?ということから順々に説明していく。そして、とにかく動くものを作り上げるのを目標とする。

勝算は、あった。実は、2006年の5月から、アップルでCocoaセミナーというセミナーをやっているんだ。回数にして10回以上、延べ人数にして500人以上が受講している。そのときの質問やアンケートで、どういったところでつまずいているのか想像つくようになった。というか、このセミナーをベースにして作ってけばいいんじゃない?

そうだそうだ、それでいこう!よーし、じゃとりあえず1章書いてみますね。じゃ、よろしくー。。。と、別れてから、章を1つ書き上げてメールする。こんなもんでどうすかね?

担当「いい感じなんですが、1つ提案がありまして、HMDTのWebページで書いている口調がありますよね。あれで書いてみてはどうでしょう?

何ですとー!私はいつも、Webで書くときはこんな口調で書いているけど、本や連載を書くときは「です・ます調」で書くんですよね。それを、このスタイルで押し通せと。。。いいの?いいの!?

という訳で、「これからCocoaプログラミングを解説するんだぜっ!」といった「だぜ・だよ調」で書いちゃいました。始めはとまどったけど、書いているうちに調子に乗ったし、リズムもでてきた。何より、読んだときの印象が柔らかくなったのがよかったかな。それにあわせて、フォントや紙もあたりの柔らかさを意識したものになってる。

という訳で、読んでたのしい、作ってたのしい、『たのしいCocoaプログラミング』。よろしくお願いします。


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