再掲:まったく新しい『大辞泉』アプリ、まもなく登場!


(この記事は一時削除されていましたが、再度掲載できました!)

えーっと、こっちのブログ更新するのが久しぶりになってしまいました。ここ更新するのどうしても不定期になりがちなんだけど、止まっているときは大概、開発が佳境に入っているときなんだよね。

どうにか今回の案件も片がついたので、それのご紹介。作っていたのは、『大辞泉』アプリだ。小学館さんの国語辞典である大辞泉は、いままでは『デジタル大辞泉』という名前のアプリで、HMDTが開発して小学館から配信されていた。それが今度からは、HMDTが企画、開発、配信まで全部やることになった。アプリ名も、そのものずばり『大辞泉』でいく。これを国語辞典アプリの決定版にする、という気概を込めた。

配信元がHMDTに移った事で、いままではやりにくかった大きなチャレンジをいくつもてがけることができた。まったく新しいアプリに生まれ変わったと言えるね。それらについては、おいおいここで紹介していこう。

とりあえずは、そのスクリーンショットを見てほしい。新しい大辞泉は、こんなアプリになった。

これは、検索を行ったところ。「ことば」という文字を入力したところだ。見出し語と語意が一度に表示されているでしょ。いままでの辞書アプリは、検索するとまず見出し語一覧がテーブルビューで表示されて、それをタップすると語意が一つずつ表示された。それはまどろっこしいよね、ということで、一度にまとめて表示する事にした。

この一覧表示画面では、長い語意は省略される。そこで、それぞれの項目をタップすると詳細画面に遷移する。それは、こちら。

「ダウンロード」という言葉の語意を表示している。このとき、ただその言葉の語意のみ表示するのではなく、それに関連する言葉も同時に検索して表示してくれるんだ。たとえば、「アップロード」という言葉も表示されているし、その他のITに関連する項目も表示されている。それらの項目をタップすれば、その詳細画面および新しい関連語を表示してくれるんだ。こうやって、関連する言葉のつながりをどんどんたどっていくことができる。わざわざリンクをタップしたり、なぞってテキストを選択する必要はないよ。

表示の仕方もいろいろカスタマイズできる。例えば、こう。

縦書き表示だ!やっぱり、国語辞典なら縦書きだよね。さらに、段組みを行っている事に注目。これにより、縦書きで、かつ縦方向にスクロールするということを実現している。縦横の表示を切り替える事ができるんだけど、縦書きにしたとたん横スクロールになったら、そら使いにくいよね。iPhoneのユーザインタフェースの基本は縦スクロールだから。縦スクロールインタフェースと、縦書き表示を共存させるにはどうすればいいか、を検討した結果たどり着いたのが、この縦書き段組み表示だ。

付録だって充実している。たとえば、大辞泉には豊富な画像データがあるんだけど、それだけをまとめて見る事ができる。そのインタフェースはこちら。

画像の縦横比を維持してくれる、ウォーターフォールレイアウトだ。いままでのiOSアプリって、画像表示するとき、どうしても正方形のグリッドにしがちだったんだけど、それだとどうしても画像の持つ情報や迫力が著しく欠けちゃうんだよね。画像の力を最大限に活かそうと考えた結果、このレイアウトになった。

まだまだ紹介したい機能がたくさんあるんだけど、今日はここまで。また次のポストで。

あ、そうだ!いちばん大切な事を忘れていた。値段の事。前身の『デジタル大辞泉』は、2,000円だった。それを、今度の『大辞泉』では!なんと!無料にします!キタ!無料化!無料で、すべての機能にアクセスできるぜ!

ま、ほんとに完全に無料という訳ではなく、無料状態だとちょっとした制限がある。「利用可能回数」ってのがあって、検索したり画像を見たりするとこれが減っていって、0になると使えなくなるんだ。減少した回数は、一定時間経過すると1つずつ回復していて、また使えるようになる。そう、ソーシャルゲームにおけるスタミナの考え方ね。ユーティリティ系のアプリで、これを取り入れているのはあんまりないんじゃないか。アドオンを購入する事で、この制限を取り払う事ができるよ。

既存の『デジタル大辞泉』のユーザは、新しい大辞泉に移行する事ができるよ。既に『デジタル大辞泉』を購入している場合、利用可能回数制限は適用されないぜ!さらに、いままでのしおりを新しいアプリに移行できる。あと、『デジタル大辞泉』はそのまま手元に残るし、これからもアップデートは続けていくので、新しいのが気に入らなかったとしても、いままでのものを使い続ける事ができる。

こんな新しい大辞泉は、ただいまApp Storeに申請中。審査とおり次第、公開の運びとなるよ。

    • Yoshiki
    • 2013年 5月16日

    Appleはお試し版を許して無かったと思い込んでいたのですが、審査通るのですか?もしや時間とともに復活するから大丈夫なのでしょうか。ゲームだったら、そういうのもありそうですし。

    デジタル大辞泉は出版社自ら出しているので安いのだと思い込んでいました(他のは出版社以外から出ており、高いので)。それが親に勧めた理由の一つだったのですが、そういうわけでは無かったんですね。

      • mkino
      • 2013年 5月16日

      お試し版ではないです。フル機能を利用できますし、試用期間を過ぎた後に起動できなくなる事もありません。

      値段設定は、出版社だからどうこうということはあまりなく、すべては戦略/ビジネスモデル次第です。

        • Yoshiki
        • 2013年 5月16日

        なるほど。起動できなくなるわけでは無い。機能に制限も無い。回数制限はあっても復活するから使えなくなるわけでも無い。この手がありましたか。良く思いつきましたね。