レビュー:iOSアプリケーション開発入門 | HMDT Blog

レビュー:iOSアプリケーション開発入門



MacおよびiOSの技術書を長年書き続けている、新居雅行さんから新しい著書である『iOSアプリケーション開発入門』の献本を受けました。発売日は8月10日だったので、ちょっと遅くなってしまったけどご紹介。

iOSアプリ開発の本は、ほんとたっくさん出ているので、まずはこの本がどの領域に属しているか、ザクッとカテゴライズしましょう。

  • iOS開発初めての人向け
  • プログラミング初めての人向け(簡単なC言語入門あり)
  • Xcodeの使い方の解説あり
  • Developer Programの紹介あり
  • Objective-Cによるネイティブアプリ開発

ということで、これからプログラミングを始める人、しかもネイティブアプリを作りたい人向けの本です。

基礎的な解説が終わったら、具体的なアプリをいくつか作っていきます。取り上げられているのは、まず画像ビューア。スクロール機能付き。続いて、クラウド住所録。クラウドサーバには、Amazon Web ServiceのSimpleDBを使う。次は、電子ブックビューア。UIPageViewControllerを使ってPDFを表示するもの。最後に、カメラアプリと顔認識。顔認識にはCore Imageを使います。

実践的なアプリをちゃんと動かすには、Cocoaの知識だけでなく、クラウドとかCore GraphicsとかCore Imageとかいった、周辺技術も必要になるんだよね。そこまで含めて説明してくれるのが嬉しいです。

あと、アイコンの設定の仕方とか、ローカライズとか、nibファイルのきっちりとした説明があったり、その上Storyboardもきちんとフォローしたりするところが、昔からAppleの開発環境に携わってきた方ならでは、という感じで安心感がありますね。

ということで、iOSアプリを作りたくて、しかもObjective-Cネイティブアプリといういばらの道をあえて登りたいんだぜ!という人におすすめです。

余談ですが、新居さんがその昔書かれた『Macintoshアプリケーションプログラミング』が、私のバイブルでした。この本と画面をにらめっこしながらコードを書いていたのが、アプリ開発者としての私の原点です。今調べたら、出版されたのが1995年だって。15年以上前かー。

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