WWDCの、iOS 6の予想というか願望 | HMDT Blog

WWDCの、iOS 6の予想というか願望


大変にご無沙汰をしております。皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。

このブログが更新されないときは、本業の仕事が忙しいとき、と解釈してください。現在、弊社の人材の大半を投入したプロジェクトにとりかかりっきりであります。期間は短くてやることは膨大だけど、どうにか回っております。まだ炎上していない。ソフトウェアプロジェクトにおいて大切なのは、正しい設計です。それさえあれば、どうにかなる。

そんなさなかですが、文字通り海外に逃亡して、来週からWWDCに参加します。やー、久しぶり。3年ぶりかな。参加される方々、SFでお会いしましょう。というか、いっしょにご飯食べにいきましょう。いっしょにご飯食べてくる人、募集中です。@mkinoまで。

で、WWDCの発表に対する予想はやるだけむなしいんですが、こんなのが欲しい!っていう願望はあるぜ。ということで、ちょっとそいつを書いてみようかと。あ、でもソフトの話だけね。ハードは知らん。興味ない。

・iCloud 2.0

まずは、iCloud。現状のiOS 5のiCloudがねー、これがどうにもならんのだよ。いや、動くんだよ。確かに、動く。でもこれをアプリにきちんと組み込もうとなると、もー訳が分からん。iOS用のPagesやKeynoteのレベルまで組み込みたいんだけど、いまのAPI低レベルすぎだし、ほんとにちゃんと動いているのか怪しいし、とにかくドキュメントもサンプルも少ないし、もーやだー。

ここで思い出すのがCore Dataなんすよ。Core Dataも最初登場したとき、OS X 10.4だっけ、はとっても使いづらかった。でもその翌年のWWDCで、Core Data 2.0って題したセッションがあって、段々と環境が整ってきた。

iCloudもそんな感じになってほしい。言うなればiCloud 2.0ってことで、仕切り直してほしい。というか最低でも、UIManagedDocumentベースのきちんと動作するサンプルをくれ。

・iCloudベースのオープンダイアログ

iCloud対応のための高レベルAPIで欲しいのが、オープンダイアログ。作成した書類をオープンするもので、ローカルとiCloudの両方を見る事ができて、同期の状況も知らせてくれるやつ。現状だと、これ全部自前で作らなくちゃいけないんで負担がでかい。標準で用意してくれ。Moutain Lionと同じやつでいいから。

・書類ベースのOSへと大きく舵を切る

いままでiOSは、ファイルを意識させないユーザインタフェースをとってきた。そのおかげで、非常にシンプルになっている。でも、もう無理。iOSでやりたいことどんどんふくれあがって、書類の概念がないと、無理。ということで、iOS 6からは書類ベースに大きく舵を切ると予想。

具体的にどうなるかっていうと、漸進的な改善としては、Spotlightだ!Spotlightで検索すると、それぞれのアプリで作った書類を検索できるようになる。それを選択して、アプリを起動できる。つまり、いままではアプリを起動してから書類を選択してたんだけど、これが書類を選択してからアプリを起動する事になる。

要はこれって、Finderじゃん。ということで、iOS用Finderも登場すると予想。別にすべてのファイルを見る訳じゃなくて、それぞれのアプリが作った書類を閲覧できるもの。うーん、欲しいぞ、これ。

・SiriのAPIがサードパーティに解放

現在のSiriは、連絡帳とか電話とかiPodとかSafariとか天気とかと連動している。これに加えて、サードパーティのアプリも連携できるようになると嬉しいな!具体的にどういうのがいいのか、ぜんぜん想像できないけど。サーバの方に手を加えるのは難しいだろうから、まずはローカルデータを活用する形で。

・iBooks Authorのてこ入れ

大々的に発表したけど、後が続かないiBooks Author。アプリ自体のできはいいので、もっとてこ入れしてくれ。とりあえず、Macで読めるようにしてくれ。iBooks for OS Xを出してくれ。iPhoneで読ませるのは、あのフォーマットだと、厳しいかな。

あと、iBookstoreの日本版を早う。やる気ないのか?

・Facebook.frameworkの追加

iOS 5でTwitter.frameworkが来たんだから、当然Facebook.frameworkはあるよね。他にも、Mountain Lionで共有メニューに入ってくるやつはフレームワーク化されるんじゃなかろうか。

もう、おれはFacebookが純正で配布しているSDKは使いたくないんだよ。

・OS XにUI Kitが登場

これはOS Xの話。iOS向けのアプリがこれだけ出てきている昨今。もう、これをOS Xに持ってくるしかないだろう。ということで、移植を超容易にするUI Kit for OS Xが登場する。UI Kitの方がApp Kitよりもよくまとまっているからね。まぁ、Mountain Lionではもう難しいだろうから、その次くらいかな。

 

こんなとこか。基本的には、既存の機能のブラッシュアップだね。まったくの新機能は、予想するだけ無駄だかんね。

    • thumb
    • 2012年 6月10日

    こんにちは。

    いつも有意義なお話、大変勉強になります。

    一点だけ茶々というか、あるんですが、
    Facebook.framework ってどうなんでしょうか?
    私の考え方はちょっと違っていて、
    今ある CFDocumentType や Roleの考え方の拡張が欲しいなと思っています。
    つまり viewer, editor のほかに share という。
    Info.plist に 「.jpg ファイルなら シェアできるよ」と書いておいたら、
    OSのDBに登録されて、他アプリからは単に [UIShareManager shareData:data ofType:type]
    みたいなのを投げると勝手にアプリ一覧が出る(or AppStoreのリンク)感じです。
    これだと、今後どういう新しいSNSが現れても、Apple 的には何もしなくていいですし、
    プリインストールアプリがホームにずらっと並ぶことも無いですし、
    SNS各社の意向に振り回されることも無いです。
    いかがでしょうか?

    • mkino
    • 2012年 6月11日

    アプリ側からの要求としては、それぞれのSNSに「投稿」するだけでなく、そこから情報を引っ張ってきて表示したい、というものがあります。投稿だけだったら他アプリに任せることもできますけど、情報の取得は自分のアプリ内部でやる必要があります。
    それをやるにはログインやアカウントの管理をやる必要があって、それを各アプリでやるのはあまりに効率が悪い。そのためのAccounts.frameworkであり、Twitter.frameworkやFacebook.frameworkだと思います。

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