App Storeレビューを自分の力に変える
- 2012年 2月24日
App Storeに付けられるアプリへのレビューって、まぁ、はっきりいって開発者にとっては怖いです。耳あたりのいいものだけではなくて、辛辣な意見もあるし。建設的に問題点を指摘してくれるのなら嬉しいけど、誤解に基づいているものもあるし。そして一番イライラするのは、一方向なんですよね。ユーザがレビューを付ける事はできるけど、それに対して返答する事ができない。
グッと黙っている事もできるんだけど、ここはあえてこの場を借りて返事をして、かつその指摘された問題を解消するにはどうすればいいかを考えてみる。
HMDT BOOKSにこんなレビューが付けられていた。
無料で1文字も読めないなら
無料だからとダウンロードしてみれば、サンプルすらなくて、170円でVol.1買えよと。だったら最初から有料で出せや。
まず開発側の言い分を言うと、これは誤解だ。起動直後のライブラリ画面において、ブックを含むセルをタップすると詳細画面が現れる。詳細画面では、内容の紹介が読める。さらに、「サンプルをダウンロード(無料)」のボタンがあって、これをタップすると無料でサンプルをダウンロードできる。
でもこれを説明しても、問題は解決しない。問題は、「ユーザがブックの詳細画面とサンプルダウンロードボタンに気づかなかった」ことにある。起動直後の画面には、ブックの表紙、記事のタイトルと、「¥170」のボタンがある。これだと、¥170に注意がいってしまって、このセルをタップするのをためらってしまったのかもしれない。iBooksとかApp Storeが似たようなインタフェースなんでこうしてみたんだけどね。
ストアタイプのアプリだと、どこまでが無料で、どこからが課金か、ってことをもっと明示的に表すべきなんだろう。ということで、次のバージョン、おそらく1.1では、¥170のボタンの下に、サンプルダウンロードボタンを付けようと思う。
これで問題解決するかな。詳細画面への遷移に気づくかどうかは、ま、サンプルダウンロードできれば詳細画面いかなくともいいし。