カテゴリー : 2011年 9月

MOSA Software Meeting 2011参加受付開始


Mac時代から一貫してAppleプラットフォームでプログラミングする開発者を支え続けているMOSAが開催する年一回の開発者の祭典、MOSA Software Meeting 2011の参加者募集が始まっていた。

今年もまた、私は講師として参加させていただきます。お題は「iCloudの理論と実装」。iOS 5の目玉の新機能なんで、抑えておきたいよね。

参加申し込みは、MOSAのWebページの方からできますので、興味のある方は大橋会館でお会いしましょう。

[MandalArt-Dev] 定例ミーティング110927 – iOS 5対応


iMandalArt開発の現場を伝える、MandalArt-Dev。今回は、先日行われた定例ミーティングの様子を。

まず最初の議題はiOS 5対応。ほぼ対応は完了した、と言えるね。あとは、iOS 5 GMがリリースされれば、App Storeへの申請準備に入る。

これは全iMandalArtユーザにお伝えしたいんですけど、いまのiMandalArtおよびiMandalArt HDは、iOS 5で動作させた時に致命的な問題が確認されています。iOS 5の登場にあわせて新バージョンをリリースを予定していますので、バージョンアップの方をよろしくお願いします。

次は新機能の実装について。iOS 5対応を最優先にしていたので、こっちの方はあんまり進んでいない。次回までには進捗を出したいね。

新機能は、いままでの機能の漸近的な進化というよりは、新しいものを付け加えたという形に近い。となると、既存のアプリに追加する形がいいのか、それよりも新しいアプリという風に分けてしまった方がいいのか、で議論になる。結論はでないので、次回に持ち越し。

最後に、ミーティングの風景なども紹介しておきますね。

いまさらながらのLion


開発用Macがもう1台欲しかったんで、iMacを買った。27インチのやつ。iPadアプリ開発が始まってからは、シミュレータを動かすため、27インチは必須だね。

届いたからセットアップしようと起動したら、うん?なんか見たことない画面が。うぉぉぉ、これがLionか!そういや、触るの初めてだ。現行で使っているマシンは、アップデートの時間やトラブルが発生したらめんどくさいので、Snow Leopardのまま放っておいてた。初めてのLionマシンだ。

ほんのちょっとだけ触って思ったのが、ミッションコントロールとフルスクリーンを基調とするこのユーザインタフェースは、タイリングウインドウの復権だ。GUIのウインドウシステムってのは、極初期に画面を分割するタイリングウインドウがあって、その後すぐにウインドウが重なるオーバーラップウインドウが主流になった。Macはもちろん産まれたときからオーバーラップで、タイリングウインドウっていうとどこのWindowsだよ、って感じだ。

でもiOSの隆盛があって、シングルウインドウ+タイリングウインドウが復活してきた感じ。ほんとIT業界ってのは、10年周期くらいで同じ技術や発想使い回すよね。10年前と違うのは、画面がものすごくでかくなったこと。これだけでかいと、かえってオーバーラップが使いにくい。

で、開発者として思いおこすのは、Xcode 4のこと。Xcode 4は一年前くらいに登場したけど、いままでとはドラスティックにインタフェースを変えてきた。一言で言うと、シングルウインドウ+タイリングウインドウの構成にしてきたんだよね。今にして思えば、これはLionのユーザインタフェースを予言していたわけだ。

Xcodeは開発環境だけど、何気にユーザインタフェースが野心的で実験的だ。ここからAppleの未来を垣間みることが出来る。

iOS 5 GMを待ちながら


毎日iOS Dev Centerをチェックしては、iOS 5 GMが出ねぇ、とつぶやいている日々であります。忙しい日々なんだけど、GMおよび正式リリースの日程が明らかにならないので、微妙にまったりとした感じが。

果たしていつになるのか?という予想はするだけ無駄なんで、Macお宝鑑定団blogの記事を読んで気を紛らわせたり。まー、正直なところ、人の会社の行動を予測して気を揉んでもつまらないので、自分の会社の心配だけをしておけ、と考えるようにしている。

GMが出たら、最終的な動作チェックを行うことになる。このチェックで問題は出るのか?この期に及んでAPIを変えてくるということは考えにくいので、そこは問題ないと思う。気になっているのは、アーキテクチャ的なことだな。

たとえば、ARMv6のサポート。iOS 5 SDK betaのコンパイラは、ARMv6用にコンパイルすることができていない。これが正式版になっても、切り捨てられたままなのか?もちろんiOS 5はARMv6では動かないけど、昔のデバイスを対象にしながら、iOS 5 SDKでビルドしたい、という必要はある。

あと、コンパイラ。iOS 5 SDK betaのたぶん7から、デフォルトコンパイラがApple LLVMになってた。いままではGCCのLLVMだったのに。正式版でもApple LLVMがデフォルトになるのか?自分で書いたソースコードだけなら対応できると思うけど、外部のライブラリがある場合は嫌だな。コンパイラ切り替えればいいんだけど、デフォルトが変わっちゃうのはやっぱり気になる。

なんてことを気にしつつ、日々のニュースチェックです。iPhone 5なんかよりも、 iOS 5 GMの方が気になるよ、ホントに。

idleTimerDisabledではまったこと


UIApplicationクラスに、idleTimerDisabledっていうプロパティがある。これをYESにしておくと、システムで設定した、スクリーンロックを無効にする事ができる。地図とかゲームみたいに、しばらく触らないで放っておくタイプのアプリでは、便利。

と、ここまではドキュメントを読めば分かる事。これを使ったアプリはいろいろ作っていたんだけど、これが機能しないというバグ報告があった。ふーんどれどれ、ということでソースコードをチェックして、あーなんかここ怪しいなー、というところを修正してテスト。まずはidleTimerDisabledをYESにして放置。2分後に確認すると、スクリーンロックしていない。よし、OK。次にidleTimerDisabledをNOにして放置。2分後に確認すると、、、ロックしていない。あれー?

昔からこれ使っているのになんで動作しないんだ?ということで、ソースコードの変更を繰り返しながら延々とテストを繰り返す。うまく動いてくれない。正確に言うと、ロックしてくれない。なんか、ずーっとロックしてくれないような。。。というところで気づいた。USBでつないでXcodeからアプリを起動した場合、スクリーンはロックしてくれないんだ。ケーブル外してテストしたところ、ちゃんと期待通りに動いてくれた。

何が嫌だったって、動作確認するのに毎回2分かかったんだよね。ちょっとコード変更して2分放置。また変更して2分放置。時間が大変浪費されたのでした。

[Mandal-Art Dev] 移転及び進捗報告


HMDTが開発しているマンダラアプリiMandalArt。いままでは、Mandal-Art Devというブログサイトを用意して、そちらで開発の進捗報告を行っていた。

これを、HMDT blogに統合する事にした。HMDTのページもブログ化を行ったし、2つのサイトに分断されているのは読者にとっても管理者にとってもよくない、と考えたので。

ということで、こちらでMandal-Art Devは続けていきますよ。まずは直近の進捗報告から。夏頃から新機能の追加開発を続けていて、それはだいぶ目鼻が付いていたところ。そのまま公開までいけるかな、と思っていたんだけど、ここに来てiOS 5の登場が迫って来たので、そちらの対応を先にやる事にした。

現在は、iOS 5上での動作確認を行っており、いくつかの不具合が確認されたのでその対応を行っている。iOS 5用ビルドの申請が可能になり次第、対応版をアップロードすることを目標にしている。そのときはまたお知らせするので、ユーザの方はアップグレードよろしくお願いします。

関連リンク:
旧Mandal-Art Dev(更新は停止)
Facebook iMandalArtファンページ

HMDTにて新人プログラマ募集


求人のお知らせです。HMDTでは、いまプログラマを募集しています。iOSまたはMac OS X向けアプリ開発が仕事になります。

今回は求人広告も作ってみました。Find Jobさんのこちらに載っております。細かい条件などは、そちらで確認してみて下さい。

過去にも何度かプログラマ募集のお知らせをやったけど、今回は以前のものとはちょっと違います。それは、未経験者も対象にしていること。iOSアプリ開発の経験がなくとも、何らかのプログラミングの経験があればオッケーです。新卒や第二新卒の方もオッケーです。

いままでHMDTで働く人は、Mac OS XでCocoaプログラミングをやっていた人でした。即戦力で働いてくれて、Appleの話もMacの話も通じるので、それはもちろんやりやすかった。でも今回は、新しい風を入れてみたい、と思っております。昔のMacの話は知らなくとも大丈夫。いまのiPhoneを触って、これからのアプリを作ってみたい人と仕事をしてみたいと感じています。

経験がなくとも、とにかく教え込みます。テキストは、まぁ、いままで書いた本がたくさんあるし。

ということで、興味のある方、特に若くてやる気のある方、Find Jobさんのサイトの方を見て応募して下さい。お待ちしてます。

デジタル大辞泉と龍馬の手紙がシニア向けAppに


秋の連休、いかがお過ごしでしょうか。東京は、秋とは思えない暑さ続いとりますが。

明日は敬老の日、ってことで、AppleがApp Storeで「シニア向けApp」のプロモーションをやっとります。その中の「一緒に学ぼう」のカテゴリで、HMDTで開発しました「デジタル大辞泉」と「直筆 坂本龍馬の手紙」が選ばれました。

 

 

うちのアプリは、シニアにもいけるぜ!で、「シニア向け」って言われるには、機能やコンテンツもそうだけれど、ユーザインタフェースの面でも配慮が必要だって考えている。

3年くらい前に大辞泉の最初のバージョンを作ったとき、始めは表示する字が全体的に小さめだったんですよ。そのとき、少しお年を召されたから、読めない、読めない、と散々言われたことがある。

読める人にとっては小さい字でも大きい字でも問題ないけど、読めない人にとっては小さい字であることは致命的だということに気づいた。それで、デフォルトの文字を大きくしたり、文字サイズを変更できる機能を追加したりした。

それ以来、「全ての人にとって致命的ではない」ということを念頭に機能を考えるようになった。字が小さいと、読めない人がいるかもしれない。似た色調の色使いだと、判別できない人がいるかもしれない。複数の指を使う複雑なタッチ操作だと、対応できない人がいるかもしれない。そんなときは代替表示や操作を用意して、とにかく「できる」ようにする。つーか、そもそもそんな問題は発生しないようにする。

「ユニバーサルデザイン」って言葉を使うと大上段に構えているような気がするので、全ての人に対して致命的ではありませんように、ってつぶやきながらユーザインタフェースを考えとります。

Xcode 4のポッチ


Xcode 4に移行したときからずっと気になっていたものがあって、エディタウインドウの左端に、丸いポッチが表示されていることがあるでしょ。

なんか、BCGの跡みたいで嫌だなー、キモチワリー、とだけ思っておりました。

よく見ていると、どうやらIBOutletとIBActionについているらしい。ふーん、とだけ思って、何のためにあるのか全然考えた事がありませんでした。

で、ある日何の気なしにクリックしてみると、なんと接続している.xib上の部品を表示するじゃないすか。選択すると、そのファイルにジャンプしてくれる。

おー、これは便利。と思っていたら、何気なくポッチからドラッグしてみると、線が引っ張りだせるじゃないすか。もしかして、と思ったらそのまま直接.xibの部品と接続できるじゃない。

うぉー、すげー!アシスタントウインドウ開いているときに便利だ。と思っていたら、もしかして、と気づいた。今度は.xibファイルの方から.hファイルに線を引っ張ってみると、なんとアウトレットとアクションを追加するための特別なユーザインタフェースが出てくるじゃないすか!

なんてこったい!全然気づかなかったよ。これがInterface BuilderをXcodeに統合した利点か。

今回の教訓。Xcodeにはまだまだ知らない機能がたくさんあるようだ、ということ。シンプルなユーザインタフェースは、初見ではどうやって使うか分からないこと。でも一旦分かってしまえば、応用が効くようなユーザインタフェースにするのが重要だという事。

で、最後なんだけど、この「ポッチ」って名前はなんていうだろう?名前が分からんから、Googleで検索もできんし、マニュアルで調べる事もできん。

MoneyTron 20,000本達成


webtronさんが配信しているiPhoneアプリMoneyTronが、販売本数20,000本を達成した模様。

有名どころが配信しているアプリでなくとも、いいものを作って、根気強くプロモーションしてれば、ちゃんと売れる。App Storeの売り上げは、小規模なチームなら充分潤うよ、と、いうことが証明できたんじゃないかな。