HMDT - Logic and Intuition -

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HMDT Journal

November, 2010

November 30

シイラのブログの方、更新しています。今日は、「responder chainの見直し」。

ボチボチと進めながらも、進捗はなるたけ公開します。

現在審査提出中のiMandalArt HDは、一回Appleにリジェクトくらった。理由は、機能紹介のムービーがあるんだけど、その中に不適切でガイドラインに引っかかるものがあったとのこと。

なにー、そんな見せてはいけないものを見せてしまったムービーだったっけ!?と思ってよく確認したら、「Coming Soon」の一語が入っていたのがいけなかったらしい。そんなつまんないことでさー、いちいちリジェクトして審査止めるなよ。

「Coming Soon」だけは重箱の隅ほじくりかえして見つけるくせに、村上春樹の小説は見逃すなんて、単純に機能不全でしょ。

 
 

November 29

shiira.jp以下を再構築して、新たにhttp://shiira.jp/blog/でブログを立ち上げた。

最初のエントリとして、「シイラプロジェクトの再開」という記事を書いたので、よかったら読んでやってください。

 
 

November 18

iMandalArtですが、iPad版を開発しとりました。その名も「iMandalArt HD」。単純にiPhoneをiPadに持っていくのではなく、iPadという新しいプラットフォームでiMandalArtはどうあるべきか?ということを徹底的に考え抜いてユーザインタフェースを再構築した。

思いのほか時間がかかったけど、ようやく審査に出す事ができた。もうすぐ登場します。

広告用のビデオを作ったんで、見てください。新機能がたくさんです。

 
 

November 17

シイラの件では、いろいろとコメントありがとうございます。熟考中でして、近日中に結論は出しますが、今日は別の告知です。

HMDT(株)では、正社員を募集します。前にも何度かこのWebページ上で募集しましたが、また募集します。定期的にやってますな。

今回募集するのは、プログラマです。iOSおよびMac OS Xアプリのプログラマを募集します。仕事の内容は、iOSおよびMac OS Xアプリの開発です。弊社で開発している作業を手伝っていただきます。条件は、Objective-Cの使用経験のある方、iOSまたはMac OS Xでアプリケーション開発経験のある方、とさせていただきます。今回の募集は、若干名となります。

HMDTは、現在社員は社長も含めて8人。派遣の人、バイトの人が2から4人くらいの、10名前後で動いています。この人数だと、常に超絶忙しいので、もう少し負担を減らしたいし、それで産まれた余力で将来に向けた開発を行いたいので、開発人員を増やします。雇用条件は、普通の会社と同じです。月給制、賞与年2回、昇級年1回、土日と祝日は休み、有給あり、残業代支給、交通費支給、健康保険と厚生年金あり。給与の額は、その方の経験と技術力とを考慮して提示させていただきます。会社は東京都渋谷区にあります。ここに通勤できる事も必要です。

吹けば飛ぶよな小さな会社ですが、経営的にはいちおう3期連続で増収増益となっております。今年の冬も、賞与を満額支給できそうです。

直近の仕事でやっていることは、いまいちばん表に出ているのは電子書籍ですね。電子書籍フレームワークSayoriを使ったものが、いまたくさん準備中です。他にも、いろいろと動いています。並行して開発中のアプリは5、6個かな。どのアプリであっても、一目で分かる高機能と、長く使い続けてもらう事を目標にしています。もうジョークアプリは作らないです。瞬間的な話題やランキングでの露出はどうでもいいです。

技術の会社だな、と思います。iOSとMac OS Xに関しては、世界一の技術屋集団を目指す!という気概でやっています。そんな集団に参加してくれる方を求めています。(逆に言うと、経営のプロは不足しているんですよね。)

興味のある方は、mkino@hmdt.jpまで、「社員の募集について」というタイトルでメールを送ってください。面接を行います。面接の際には、技術力の分かるものを何か持ってきていただきます。プログラマの互いの技術力なんて、ソースコード見て、ちょっと会話すれば分かるよね。募集の期限は特に決めませんが、十分な数の採用が決定した時点で締め切らせていただきます。では、ご応募お待ちしています。

ビートルズの思い出。中学生の頃、ほとんど口を聞いた事の無い同級生が、「お前これいい曲だから聞いてみろ」といきなりカセットテープを貸してくれました。それが私にとって初めてのビートルズで、衝撃でした。彼には、おれはビートルズを聞いているからお前らとは違うんだぜ、という気持ちがあったのでしょう。でも、そのテープのケースに彼が書き込んだ曲リストには、「Red it be」とありました。…赤いままにしておきなさい?

いきがったって、中学生なんてしょせんこんなもんです。

 
 

November 12

Apple TVを買った。Apple Storeで。

映画もいいけど、個人的なキラー機能はAirPlay。iPhoneの中にある音楽を無線で飛ばして、デジタルでつないで出力するものを求めていた。

うちのテレビのHDMIポート、すでにふさがっている。ハブを買ってきた方がいいかな。

シイラについて。

シイラは、すでに長い間開発中断状態にある。3年くらいかな。一番大きな理由は、時間がないことだ。シイラの開発を始めた頃は、普通の会社員だった。会社の仕事に不満があって、だってMacが使えないから、会社行く前の早朝と帰ってきてからの深夜で開発をしていた。そのころは、まだプログラミングが下手だったんで、ソースコードはぐちゃぐちゃだったけど、動くのが楽しかった。

そのうち会社を辞めて、フリーのプログラマとして独立した。独立したてのころは時間があった。そこで、シイラに結構な時間を費やす事ができた。そうなると、あれもこれもと機能を追加したくなり、頭の中で仕様が肥大化した。それを実現しようとして、プラグインアーキテクチャを無理矢理くっつけた。また、登場したばっかりのCocoaバインディングやCore Dataを意味も無く使ってみた。その結果、開発工数が無駄に膨張した。このころは、まだプロジェクト管理やアーキテクチャ設計が下手だった。

仕事が増えてきて一人でやるのは大変になってきたので、会社を作った。社員を集めて、複数人でプログラムを書き出した。人を雇うと給料を払わなくてはいけない。金を集めるのが社長の仕事だ。そのために、片っ端から仕事を引き受けてこなした。目先の仕事を片付けるのに忙しく、シイラの開発の時間が減っていった。

そして、現在。会社設立から3年と半年。会社はどうにか存続している。人も増えた。開発だけでなく、営業や経理もいて組織も整ってきた。電子書籍という新たな市場の立ち上げに一枚噛んでやろうとして、精力的に開発が続けられている。プログラミングの腕も上がった。正直に言って、3年前は下手だった。今なら、あのときよりはるかに上手くなったと言える。思うにプログラマにとって、ただガムシャラにプログラムを書き続ける時期ってのは必要なんだと思う。

しかし、シイラの開発は止まっている。シイラのことは、のどにささった骨のように、ずうっと気になっている。

シイラの開発を始めたときの動機は、ただ楽しかったからだ。Web Kitが登場したてで、それを使ってみたかった。毎日使っているWebブラウザというアプリを自分で作ってみたかった。動けば楽しかった。公開して、ユーザから反応が返ってくれば楽しかった。ただそれだけだった。

会社を作ってからは、会社の仕事としてシイラを作ろうと何度も考えてみた。仕事として作るには、シイラで売り上げを立てないといけない。いちばん分かりやすいのは、シイラを有料で販売する事だ。製品を開発して、ユーザに買ってもらってお金を得る。分かりやすい。しかし、売れるか?Webブラウザは、SafariにしてもFirefoxにしても無料でしょう。Webブラウザ市場などというものは存在しない。他には、スポンサー、広告、寄付などが考えられるけど、どれも現実的ではない。

趣味として作り続けるという選択もあるかもしれないけど、これはもう物理的に不可能だ。いま、ほとんどすべての時間を会社でのプログラミングにあてているのに、さらにそこから時間をひねり出すのは無理だ。そんな時間があったら、もっと仕事しろと言われる。

シイラは、ユーザからの反応はとてもよかった。ダウンロード数は、途中で分かんなくなっちゃったけど、累計で30万は超えているはず。HMDTのプロダクトとしては、受託で作ったものも含めて、最も多くの人に触ってもらえたものだ。それはとても嬉しい。

ただ、ユーザに何が喜ばれたのかが、分からない。正直に言って、まったく分からない。突出した機能があるわけではない。完成度も、それほど高くなかった。SafariやFirefoxといった、もうどうにもならんライバルもいる。ユーザが何をWebブラウザに求めて、何かがシイラの中にあったのか、全然分からない。

一つ言えるとしたら、アプリを使っているときの手触り感というか、ユーザ体験だけは損なわないようにということだけはずっと考えていた。難しい話じゃなくて、ユーザがこう使いたいと思ったときに、それがスッとできるようにした。Macアプリとして、当たり前のことを当たり前に実装しようとした。このときの経験が、いまのHMDTのiPhoneアプリにつながっているとは思う。

そんなこと考えているうちに、Mac App Storeの登場だよ。はっきり言って、ものすごく心乱れている。本当は、すべてをぶん投げて、シイラの開発に没頭したい。オーバーホールして、新機能満載させて、Mac App Storeに登場させたい。しかし、売れるのか?ここで、いつも止まる。シイラの規模のアプリを開発して無料で配布したら、うちの会社三ヶ月ともたず倒れるよ。時間を費やして開発したら、お金を回収しないといけない。

App Storeに対する不安もある。App Storeのガイドラインでは、Mac版でもプライベートAPIの使用が禁止された。シイラはバリバリ使ってるからな!プライベートAPIを削除すると、そのぶん色々な機能が削除される事になる。ちなに、iPhoneやiPadのシイラ開発にはあんまり乗り気じゃないんだけど、その理由はiOSのWeb Kitではほとんどの機能がプライベートAPIになっているためだ。Appleの言う通りにやっていたら、まともなブラウザ作れない。

もう新しいWebブラウザなんか必要とされてないかもしれない。Safariがあればいいじゃん。シイラなんか、なくてもいいでしょ。でもいまだに、ユーザからシイラに関するメールやコメントが来る。これはほんとに、いまだに定期的にくる。その度に申し訳ない思いでいっぱいになる。

そこで、聞かせてください。ほんとはこういうのは禁じ手なんだけど、シイラに関してだけは、あえて聞かせてください。

新しいシイラ使いたいですか?シイラを使った事ある人は、シイラのどこが良かったですか?シイラが有料で販売されたら、買いますか?それともすべて削除して、完全に終わらせるべきだと思いますか?

また、シイラを一緒に作りたい人はいますか?CocoaプログラミングとWeb Kitに精通していて、HMDTに参加して、新しいWebブラウザ、いやインターネットブラウザを作りたい人はいませんか?

何か思う事がある方は、このページでのコメントでも、メールでも、Twitterでもいいので反応ください。メールは、mkino@hmdt.jp。Twitterは、@mkino、または#shiiraで。

 
 

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