HMDT - Logic and Intuition -

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HMDT Journal

July, 2008

June 26

物書堂さんが、App Storeで公開していた『ウィズダム英和・和英辞典』の販売を、ダウンロード.インストール時の問題のため一時停止するとのこと。

私もインストールしてみたけど、辞書ソフトとして必要充分な機能を備えていただけに、停止は残念。問題が解決して、早期の再開を望みます。

この問題の原因がどこにあるかは今後の調査結果を待つとして、開発者としては今回のApp Storeローンチ時のAppleの対応に不満があるのは確か。そのせいで無用のトラブルが頻発している。

どこが不満かを明らかにしよう。まず、iPhone SDKが公開されたのが3月。同時にApp Storeの構想も発表。SDKのダウンロードは、即日開始。ここまではいい。

次に、作成したアプリケーションを実機で動作させるには、iPhone Developer Programへの登録が必要。アメリカの限られた開発者から初めて、順次拡大するとのこと。結局、日本の開発者が登録出来るようになったのは5月か6月くらいか。まぁ少しは不満があるものの、これもいいだろう。

問題は、App Storeだ。App Storeへの登録が行えるようになったのが、6月の終わりくらい。登録するとAppleの審査がある。で、普通だったら、その後、App Storeからのダウンロードとインストールという、実際のユーザの使用環境に即したテストを行うフェーズがあるはずだ。でも、開発者がApp Storeからダウンロード出来るようになったのは、7月11日!つまり、ユーザへの公開日と一緒。そんなアホな!

ということは、一度もダウンロード/インストールのテストの機会を与えられることなく、いきなり全世界のユーザにさらされてしまった。それでトラブルが起きたって言われても、あーたもう、こっちだってびっくりだよ。

普通のプラットフォームなら、一般公開前に開発者のみがアクセス出来る期間を設けて、テストさせるものだろう。そのフェーズがなく、iPhone 3Gの発売日にあわせるためかどうか知らんけど、いきなり公開というのは、開発者としては不満だ。とっても不満だ。

そして、現在もこの状況は続いている。

いちおう、App Storeベータプログラムを始めるという話はあるけど、やるならすぐやってほしい。今すぐやってほしい。

ベータプログラムのポイントは、開発者登録していないユーザがテスト出来るようになるのと、App Storeからのダウンロード/インストールをテスト出来る、という点だね。

あと、iPhoneいろいろいじっていて思ったのは、いくらプログラミングがMac OS Xゆずりでともても簡単に出来たとしても、やっぱり組み込み機器は組み込み機器なんだと。つまり、Macに比べて、圧倒的に計算機リソースが不足している。正確なメモリサイズは知らんけど、どうせ128MBか256MB程度でしょう。そこで100MBオーバーのサイズのアプリケーションを動かそうと思ったら、色々と気を付けないといかんな。

June 23

暑いっす。

現在弊社で進行中のiPhone案件は、自社、他社含めて、8本?9本?

アホか!やりすぎです。

iPhone SDKが引き続きNDA状態に置かれるかどうかということは、いろんなルートから得られる情報によると、やっぱりそういうことらしい。

意味が分からない。たとえば、まだ出荷していない製品に関する情報をNDAとするのは分かる。または、特定の人にしか公開していない情報をNDAとするのも分かる。でも、すでにiPhone 3Gは出荷しているし、iPhone SDKは登録さえすれば誰でもダウンロード出来る。どこにNDAにする意味があるの?

公の場で議論が出来ず、このまま開発コミュニティも形成されずにしりつぼみに終わったら、損するのはAppleじゃないのか。

はっ!公の場で議論されるのを恐れているのか?たとえば、iPhone SDKがとても完成度が低く、とてもこのままじゃ開発に使えないという秘密をバラされるのが怖いのか!?うそです。そんなことはありません。

はっ!それとも、もしかして、来るiPhone SDK 2.1でまたしてもAPIを大幅に変更するので、それまで待てということなのか!?うーむ、これはありそうだ。

iPhoneのある生活が一週間経った。当初想像してような感激や驚愕は特になく、あっという間に平静に使っている。

なんでかな?と考えたら、私にとってiPhoneは、Macなんだ。小型で、通信機能がついて、電話も出来る、Macだ。だからMacの新機種を買ったような感覚なんだね。

逆に言うと、iPhone以外の携帯電話に戻るということは、Windows PCを使うようなもので、決してあり得ないな。

June 14

iPhone SDK Final登場。Finalって何さ?!

で、これはまだNDAのくびきにおかれるの?これのこと話していいの?駄目なの?分かんねーよ!

June 12

昨日のiPhone 3G発売にあわせて、App Storeも開始した。HMDTで作ったアプリケーションも登録されてるよ。

それは、駅探エクスプレス。電車の乗り換え検索を行うソフトで、(株)駅探さんと一緒に作った。乗り換え検索とデータベースは駅探さんが提供して、HMDTではiPhoneアプリケーションのプログラミングとユーザインタフェースのデザインを行った。アプリケーションの紹介は、駅探エクスプレス for iPhone/iPod touchのページを見てほしい。

はじめに駅探エクスプレスの開発を打診されたとき、駅探さんに向けてプレゼンテーションを行ったんだけど、そのとき強調したのは「iPhoneらしさ」というものが最も大切だということ。MacやiPhoneといったプラットフォームに向けてソフトを開発するときは、単に機能を実装すればいいという訳ではない。ユーザがどういうシチュエーションで機能にアクセスするかシナリオを想定し、そこに誘導するインタフェースをiPhoneらしさという枠組みの中に落とし込まなくてはいけない。

こういうことを話しても理解してくれる会社はほとんどないけどね。携帯やWebの理屈を無理矢理iPhoneに持ち込んでおしまい、というところはすごく多い。その点、駅探さんとは基本的な認識を共有することができたので、気持ちよく仕事が出来た。

そんな感じで作った駅探エクスプレス。iPhoneらしいとはこういうことだ、と胸をはって言える。もちろん、乗り換え検索としての機能もバッチリ。利便性、パフォーマンス、使いやすさなど、すべての面でブラッシュアップしている。いまのところ無料なんで、ぜひ試してみてください。

June 11

HMDTもiPhone争奪戦に参加。

iPhoneを手に入れるために、社内で作戦会議を行ったのは、発売日の前々日。仕事の都合で、どうしても開発用に1台欲しい。でも、その時点で予約も何もやっておりませんぜ。さて、どうしよう?

前々日から、すでに表参道に人は並びはじめていた。確かに、すぐに並びに行けば、おそらく手に入るだろう。でも、うちはアプリケーションの開発屋だよ。そこに費やす時間と体力があったら、iPhoneアプリの開発を続けるべきだろう。というわけで、徹夜で並ぶ案は却下。

たぶん、発売日当日に始発に乗って並びに行けば大丈夫だろう、と楽観的な見通しを立てた。そうなると重要になるのが、どこに並ぶのかということ。入荷台数は表参道が一番多いだろうけど、人もたくさん来るだろうしなあ。

そこで、HMDT(株)の総力を結集した作戦を立てた。すなわち、いま社員が4人いるんだけど、4人を別々の店舗に派遣。それぞれが行列に並び、最低でも1台ゲットしよう!というものだ。あちこちのWebページ見ると、「会社休んで行列に並びます〜」という人がいたけど、うちは業務命令だ。

派遣地域は、表参道、秋葉原、有楽町、そして池袋。お互いに検討を誓い合って、作戦会議は終了。

さて、当日。私の担当は表参道。始発に近い電車に乗って、着いたのは5:45。すると、最初に目に入ったのは「本日は終了しました」の看板。え?もう終わり?まだ何もしてないのに?

スタッフに聞くと、二、三時間前には終了したとのこと。てことは、夜中の2:00か3:00くらいか。無理っす。

癪なので行列に沿って歩いてたら、知り合いに遭遇。「今頃何してるの?俺は昨日の夜の7:00からいるよ」というので、「いや、会社に行く途中に見物に寄ったんすよ」と無意味に強がる。会社行く途中って、6:00前だっつーの。

しょんぼりしていると、社員の人から次々と報告が届く。有楽町は170番台。秋葉原もそのくらい。微妙なラインだなー。すると池袋からの連絡が。「穴場の店で4番目に並びましたー。」それだ!

という訳で、他店に長蛇の列が出来る中、4人しか並ばなかった店で無事に整理券を取得。そして12:00に契約手続き終了。わーい、無事にゲット出来たー。でも、登録手続きがあるとかで、引き渡しは18:00以降。だから、まだ手元にないの。

何にせよ、これで開発機器を無事確保出来ました。

June 8

前にHMDTで社員を募集してたけど、そのとき採用決定した人が、この度めでたく入社となった。初日からいきなりCocoaアプリケーションの開発案件に投入。この会社は鬼や。

これでプログラマの人員数は4人になった。4人もいると、あんなことやら、こんなことやら、いろいろ出来るな。

June 7

先週末は金沢出張。去年の暮れから暖めてきた仕事が、ついに陽の目を見た。いやー、長かった。

その仕事は、iPhoneとは関係なくて、テレビ関係の仕事。テレビの生放送で使用するためのアプリケーションを使った。5日に放送されたので、石川県にお住まいの方は見たかもしれない。こんな感じの画面。

Cover Flow?Video Wall?そのどっちもだね。使用している技術としては、フロントエンドではCore AnimationとCore Data。バックエンドでは、Web Objects。Mac大活躍だ。

当日はスタジオに詰めて見守っていた。テレビ局の生放送の現場というのに初めて参加したけど、すごいね、あの緊張感。事前にいろいろなトラブルを想定して、対策をして、対策をして、対策をしたけれど、それでもなおすごい緊張感に包まれていた。そして、無事放送が終わったときの高揚感と、現場の一体感。いやー、とてもよかった。いつものプログラミング仕事とは、違うものを体験してきた。これが病み付きになる、と言っていた人がいたけど、気持ちがよく分かった。

このお仕事の詳細については、そのうち紹介ページを作りますんで。そちらで詳しく。

June 3

iPhoneの登場まであと一週間程度ですが、全世界の開発者のみなさん、元気ですか?

当方は、規則正しく、朝4:30に起きて仕事しています。いやー、健康的だ。始発は空いてていいねぇ。

今週末にいろんな仕事を片付けたら、そろそろ色々な成果をお見せ出来るのではないかと。しかし、本当に片付くのか?

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